遅まきながら…

42歳で結婚して45歳直前から不妊治療を開始しました。そして現在47歳。5000人に1人、0.02%という低い治療成功率だけど奇跡を信じて…

ET12 判定日

いつもクリニックには節約のために行きは高速バスで帰りは新幹線で通っている。不妊治療にビックリするほどお金がかかるから節約出来る所は頑張ろうと思って。でも今回は往復新幹線。高速バスは移動時間も新幹線の倍以上かかるし道路の振動がお腹に悪いような気がして‥。判定日を迎えるまでの間は特に出血したとかお腹痛いとかはなかったけど夫を使いつつ、なんとなくソロリソロリと行動してた。

 

f:id:chikogo:20180621160101j:image

 

クリニックに着いてからすぐに採血。結果が出て呼ばれるまではソワソワする事もなく落ち着いて本を読んだりスマホを見たりしていた。普段の治療の待ち時間とは大違い(採卵周期の待ち時間なんて採血後はFshなどのホルモン値が気になり、内診前は卵の数が気になり終始一喜一憂してソワソワしていた)。こうして落ち着いた待ち時間が作れたのも結果が分かっているからで、毎日やっていたフライングのお陰。とはいっても着床はしていても子宮外の可能性もあるから内診するまでは安心出来ないけど、もうここまできたらこの先は余計な事は考えないようにしている。ただ奇跡が継続するように願うのみ。

そして、いよいよモニターに私の診察番号が‥。今回は血液検査で妊娠しているかどうかの判定のみ。深呼吸してからノックをして中に入ると先生が座って待っていた。

「失礼します」

と、先生に会釈してから真っ先に見たのは目の前のテーブルに置いてある紙。1枚は血液検査の結果が書いてある細長い紙、もう1枚はA4サイズの紙。

(あった!)

 陽性判定が出るともらえる紙。不妊治療、クリニックを卒業した方々のブログでこの紙の記事を何度か見た事があり、私もいつの日かもらえたらいいな〜と憧れていた。たかがA4サイズの紙きれだけど、それをもらいたいがために必死になって頑張ってきたこれまでがあり、それを思うとたかが紙きれなんかではない。高齢妊活をしていて、よく例えられる妊娠は宝くじに当たるようなもの、まさしく目の前にあるのは当たりくじ。買わなきゃ当たらない宝くじ、治療しないと当たらない宝くじ。

「おめでとうございます!すごいですね!」

と、先生に笑顔で言われる。

先生の言う「すごい」は超高齢の私に陽性反応が出たからみたい。

「数値もいいですよ。もしかして双子かな?」

先生の言葉にえっ!と驚いて細長い紙を見たら、そこには驚きの数字が!

 

 f:id:chikogo:20180621160126j:image

 

 これまでの検査薬の濃さからみて着床はしっかりしていると確信はしていたけど、まさかこんなに高い数値だとは思わなかった。でも不安が一つ減るだけで喜んでもいられない。来週また通院して胎嚢確認そして心拍確認とまだまだ超高齢の私には不安が尽きない。次回無事に見えたらそこで卒業となる。

妊娠症状は、足の付け根がピリピリする位で下腹部痛や気持ち悪いなどは一切ない。次にクリニックに行くまでがまた長く感じる。

 どうか、一つ一つ無事に乗り越えていけますように‥