遅まきながら…

42歳で結婚して45歳直前から不妊治療を開始しました。そして現在47歳。5000人に1人、0.02%という低い治療成功率だけど奇跡を信じて…

判定日の理想的なホルモン値と妊娠継続率

前回の判定日にhcgが高くて安心したものの高齢なので、やはり不安で検索ばかりしてしまう。

 f:id:chikogo:20180630173335j:image

数字だけ見ると継続率100%!でも年齢による染色体異常や流産率を見るとどちらも悪い方が驚く程高い。よく見かけるあの有名なグラフだってある時を境に急降下している。このイラストを書いた時から1つまた歳とり生産率ほぼゼロ(TT) 


f:id:chikogo:20180630123805j:image

 4週で500以上あれば継続率は高いけど年齢やこれらのマイナス要因を差し引きしたら継続率はかなり落ちるはず。

先生には言われなかったけど、子宮外妊娠の可能性はないのかな?とにかく次回の胎嚢確認までは、あれこれ検索をしつつソロリソロリと行動に気をつかう生活が続く。これまでの移植は全て陰性に終わったため、判定日のホルモン値の基準や働きなんて調べる気にもならなかったけど今回陽性になったため、急に気になり調べてみた。

(判定日の基準値とホルモンの働き)

E2 エストロゲン

200pg/ml以上

妊娠を持続させるために子宮に流れる血液の量を増やしたり乳腺発達、子宮内膜を増殖させて受精卵のためにフカフカベッドを作る。

P4 黄体ホルモン(プロゲステロン)  17ng/ml

妊娠中の子宮内の環境を整えるために分泌し続けて着床しやすくする。子宮筋の収縮を抑制して妊娠維持作用を行う。胎盤からも分泌される。

hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン

4週では50~200mIU/mlで陽性

妊娠などにより胎盤の絨毛組織から産生される性腺刺激ホルモンで着床しないと分泌されない。

今回初めて陽性をもらったので、これまでの移植と判定日のホルモン値をまとめてみました。

①自然周期で新鮮胚1個移植→陰性

4cell G2

内膜16ミリ

E2 31.8

P4 0.90

hcg L

②自然周期で新鮮胚1個移植→かすって再判定で陰性

4cell G1

内膜10ミリ

E2 53.4→L

P4 1.77→0.37

hcg 5.4→L

③自然周期で凍結胚2個移植→陰性

8cellとコンパクション(AHA施行)

内膜9.3

E2 7.9

P4 0.30

hcg L

④ホルモン補充周期で凍結胚1個移植→陰性

8cell G1(AHA施行)

内膜6.6

E2 299.0

P4 27.73

hcg L

⑤ホルモン補充周期で凍結胚2個移植→陽性

 8cell G1とG2(AHA施行)

内膜10.4

E2 221  

P4 h

hcg 524.7 

 5回移植をした中で何が今回の結果につながったのか分からないけど、こうして振り返ると同じ事を繰り返さずに色々なパターンで移植した事が良かった気がしています。胚盤胞まで育てて移植する方が着床率が上がると言われるけど、私は採卵数も毎回少なく胚盤胞まで育てる途中でダメになってしまうのがもったいないし怖いしでそこまで我慢強く育てる勇気がなかった。それに高齢だから1回でも多く移植する機会を持ちたくて分割胚に賭けていた。内膜が厚くても陰性だしホルモン補充しても陰性だしグレードがいい胚を移植しても陰性だった。そう考えていくと不妊治療にこの方法という確実なものはなく、データを信じて追い続け過ぎるとそれに踊らされ気持ちのアップダウンも激しくなり自分を追い詰めてしまう。確かに内膜は薄いより厚い方がいいだろうし、ホルモン値も基準値に入っているほうがいいんだろうけど着床するかしないか、最終的にはその時の巡り合わせ(体調や子宮環境、卵や精子の状態など)しかないんだろうと感じています。