先生を信じて移植日を決める
D11、移植日を決めるためにクリニックへ。採血をして呼ばれるのを待つ間、移植はいつがいいかスマホのカレンダーを見ながら考える。今回はホルモン補充なので、ある程度は薬で調整すれば自分の好きな日時に移植する事が出来る。
移植当日は、行きは高速バスで帰りは新幹線の予定。予約の取り易さや道路渋滞を考えると土日よりも平日がいいかな。仕事は週3日の時短パートでフルタイムほど縛られてはないけど急な休み申請しづらいため、もう既に出ているシフトの中で平日休みの日をいくつか候補に挙げる。更に、その候補から暦がいい日を検索して希望の移植日を決める。今回は平日休みで大安の日があり迷わずその日を移植希望日にしようと決める。
こんな事をあれこれ考えていると待ち時間も案外早く過ぎる。そして番号が呼ばれて内診室へ。卵胞は8ミリ位が2つあり、内膜は10.6ミリ!この時期に2桁なんて私からしたら奇跡。その後、待つ事なく診察室に呼ばれる。中に入ると、いつもの先生ではなく新しい非常勤の先生が今日の私の担当として座っていた。簡単な挨拶をした後、移植日の話に。
「採血の数値も内膜も問題ないので移植日を決めましょう!希望日はありますか?」
卓上カレンダーを私の前に置く。
私「○日が希望です」
待ち時間に決めた日を先生に伝える。すると
先生「うーん、その日だとちょっと遅いと思うので、この日はいかがですか?」
先生が提案した日は私の希望日より数日早い日、しかも土曜日で仕事が入っている日。平日、仕事休み、大安という理想の希望日だったけど先生から日にち変更が‥どうしようか。私の性格はその場では深く考えずに答えてしまって後から(あれで良かったのかな‥)と考えるタイプ。治療もそう。自分からガンガン調べてしきるより先生にお任せで、提案されたらその通りにする。なので今回も一瞬迷ったけど先生の提案に思い切り即答で
「大丈夫です!その日でお願いします!」
と、言ってしまった。
先生「では、その日に移植しましょう。移植する胚はこれとこれの2つにしますか?」
私「はい、それでお願いします!」
先生の提案通りに一通り決めた後、胸中しまった!という気持ちのまま待合室に移動。お会計を待つ間、今さっき決めた移植日についてウジウジ考える。スマホで暦を見たらその日はあまり良くない。
先勝は午前に事をおこす場合はいいけれど午後は凶になるみたいで、午後の移植は避けたい日。
占いを見てそれも良くなかったら、今から話して変えてもらおうかな?(もはや占いや縁起に頼るしかないので必死(笑))なんて思いながらスマホで自分の星座を元にラッキーディなどを検索していたら、聞いた事がない文字が目に入る。一粒万倍日?何それ?どうも移植日がそれに当たるらしく調べてみると‥
へぇ、なんかいいかも。暦も条件も悪い移植日だけど先生と一粒万倍日を信じるなら何かいい日になるかもしれない。ちなみにこの一粒万倍日は撰日(せんじつ)といい、普段気にする大安などは六曜で、どちらも暦の種類らしい。知らなかった。暦一つとっても色々種類があり奥が深いです。さて、単純なのですっかり気をよくした私。変更せずこのまま決めた移植日でやってみよう!エストラーナテープを頑張って貼りながら移植日を待つ事にしました。さて、次回はいよいよ移植だ!
E2 10.4
P4 0.13