遅まきながら…

42歳で結婚して45歳直前から不妊治療を開始しました。そして現在47歳。5000人に1人、0.02%という低い治療成功率だけど奇跡を信じて…

新クリニックで初移植と尿溜めの難しさ

D17いよいよ移植当日。転院先では初めての移植となります。新鮮胚と凍結胚では移植方法に特別な違いはなく、違いはクリニックのやり方だけ。今のクリニックでは移植の前に尿溜めをしなくてはなりません。

(尿溜めの理由)

子宮の前に膀胱があり、尿溜めで膀胱を膨らませることで、子宮の角度がなだらかになりカテーテルを入れやすくする事と、エコーで見やすくするためです。移植時、腹部エコーを見ながら子宮の位置を見極めますが、膀胱に水をためることでエコーが見やすくなり、いい位置に胚を置くことが出来ます。

採血の後、リカバリールームに案内されて、そこで移植時間まで手術着に着替えて待機します。問題の尿溜め。移植の1時間前からトイレ禁止で、500mlのお茶をちびちび飲み続けました。看護師さんから「なんとなく、トイレに行きたいかな?と思う位が丁度いい」とアドバイスをもらったので、それを目標に水分とったつもりが、加減が分からず頑張り過ぎた。なんと、移植時間になる前に膀胱パンパン状態になってしまい、少しでも動くと危険な状態になってしまいました。

トイレで少しでも出した方が…と思ったけど今、トイレに行ったら少しでは済みそうにない。つらいけど、ここは我慢するしかない‼と決意して、ひたすらTVを見たりスマホをいじったり意識を他に集中させていました。なんとか耐えること15分、看護師さんが迎えに来て、やっと移植時間となりました。動くだけでもやばい状態で小股でちょこちょこ手術室へ。

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こうなると頭の中は移植が出来る感動よりも早く終わってトイレに行きたいという思いばかり。そして先生登場。エコーで確認した先生に「溜まりすぎ」と言われ、我慢の限界まで溜めたけど、あっけなくカテーテルで抜かれてしまいました。カテーテルを入れられ恥ずかしいけど、これで一気に楽になりました。

さて、移植ですが培養士さんが手術室へ入ってきて、今回移植する胚の説明をしてくれます。今回は2つ戻し。2 つとも無事に融解が出来ました。8cellのG1とコンパクションで転院して初めての採卵で出来た胚。解凍したらすぐに分割が進んだとか他の方のブログで見るので、もしかしたら…と思ったけど、凍結時と同じでした。

モニターに胚が写り、カテーテルに吸い込まれてから私の体内に戻って来ました。モニターに白く光2つの丸。「いい位置に戻せましたよ」と先生が言ってくれて写真をもらいました。

リカバリールームに戻り20分位横になります。私はすぐにトイレに直行(看護師さんに、すぐにトイレに行って胚が出てしまわないかと聞いたら、そんな事で出たりしないと笑われてしまった)。改めてスッキリしてからリカバリールームへ。移植は、あっという間の出来事ですが、この瞬間の為に頑張ってきたんだな~と片手で写真を見ながら、もう片手はお腹をなでながら、しばし浸る。

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今回は自然周期での移植なので、ホルモンも全て自前です。移植に適したホルモン数値を調べると、なんだか全部低い気がする。他のクリニックなら移植中止になる数値っぽいけど、先生に何も言われなかったし、クリニックによって違うし、今さら心配しても仕方ないので判定日まで信じてゆったり過ごそうと思います。

内膜9.3ミリ

E2,60.7

P4,8.72