判定日の理想的なホルモン値と妊娠継続率
前回の判定日にhcgが高くて安心したものの高齢なので、やはり不安で検索ばかりしてしまう。
数字だけ見ると継続率100%！でも年齢による染色体異常や流産率を見るとどちらも悪い方が驚く程高い。よく見かけるあの有名なグラフだってある時を境に急降下している。このイラストを書いた時から1つまた歳とり生産率ほぼゼロ(TT)
4週で500以上あれば継続率は高いけど年齢やこれらのマイナス要因を差し引きしたら継続率はかなり落ちるはず。
先生には言われなかったけど、子宮外妊娠の可能性はないのかな?とにかく次回の胎嚢確認までは、あれこれ検索をしつつソロリソロリと行動に気をつかう生活が続く。これまでの移植は全て陰性に終わったため、判定日のホルモン値の基準や働きなんて調べる気にもならなかったけど今回陽性になったため、急に気になり調べてみた。
（判定日の基準値とホルモンの働き）
E2 エストロゲン
200pg/ml以上
妊娠を持続させるために子宮に流れる血液の量を増やしたり乳腺発達、子宮内膜を増殖させて受精卵のためにフカフカベッドを作る。
P4 黄体ホルモン（プロゲステロン） 17ng/ml
妊娠中の子宮内の環境を整えるために分泌し続けて着床しやすくする。子宮筋の収縮を抑制して妊娠維持作用を行う。胎盤からも分泌される。
hCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）
4週では50～200mIU/mlで陽性
妊娠などにより胎盤の絨毛組織から産生される性腺刺激ホルモンで着床しないと分泌されない。
今回初めて陽性をもらったので、これまでの移植と判定日のホルモン値をまとめてみました。
①自然周期で新鮮胚1個移植→陰性
4cell G2
内膜16ミリ
E2 31.8
P4 0.90
hcg L
②自然周期で新鮮胚1個移植→かすって再判定で陰性
4cell G1
内膜10ミリ
E2 53.4→L
P4 1.77→0.37
hcg 5.4→L
③自然周期で凍結胚2個移植→陰性
8cellとコンパクション（AHA施行）
内膜9.3
E2 7.9
P4 0.30
hcg L
④ホルモン補充周期で凍結胚1個移植→陰性
8cell G1（AHA施行）
内膜6.6
E2 299.0
P4 27.73
hcg L
⑤ホルモン補充周期で凍結胚2個移植→陽性
8cell G1とG2（AHA施行）
内膜10.4
E2 221
P4 h
hcg 524.7
5回移植をした中で何が今回の結果につながったのか分からないけど、こうして振り返ると同じ事を繰り返さずに色々なパターンで移植した事が良かった気がしています。胚盤胞まで育てて移植する方が着床率が上がると言われるけど、私は採卵数も毎回少なく胚盤胞まで育てる途中でダメになってしまうのがもったいないし怖いしでそこまで我慢強く育てる勇気がなかった。それに高齢だから1回でも多く移植する機会を持ちたくて分割胚に賭けていた。内膜が厚くても陰性だしホルモン補充しても陰性だしグレードがいい胚を移植しても陰性だった。そう考えていくと不妊治療にこの方法という確実なものはなく、データを信じて追い続け過ぎるとそれに踊らされ気持ちのアップダウンも激しくなり自分を追い詰めてしまう。確かに内膜は薄いより厚い方がいいだろうし、ホルモン値も基準値に入っているほうがいいんだろうけど着床するかしないか、最終的にはその時の巡り合わせ（体調や子宮環境、卵や精子の状態など）しかないんだろうと感じています。
ET12 判定日
いつもクリニックには節約のために行きは高速バスで帰りは新幹線で通っている。不妊治療にビックリするほどお金がかかるから節約出来る所は頑張ろうと思って。でも今回は往復新幹線。高速バスは移動時間も新幹線の倍以上かかるし道路の振動がお腹に悪いような気がして‥。判定日を迎えるまでの間は特に出血したとかお腹痛いとかはなかったけど夫を使いつつ、なんとなくソロリソロリと行動してた。
クリニックに着いてからすぐに採血。結果が出て呼ばれるまではソワソワする事もなく落ち着いて本を読んだりスマホを見たりしていた。普段の治療の待ち時間とは大違い（採卵周期の待ち時間なんて採血後はFshなどのホルモン値が気になり、内診前は卵の数が気になり終始一喜一憂してソワソワしていた）。こうして落ち着いた待ち時間が作れたのも結果が分かっているからで、毎日やっていたフライングのお陰。とはいっても着床はしていても子宮外の可能性もあるから内診するまでは安心出来ないけど、もうここまできたらこの先は余計な事は考えないようにしている。ただ奇跡が継続するように願うのみ。
そして、いよいよモニターに私の診察番号が‥。今回は血液検査で妊娠しているかどうかの判定のみ。深呼吸してからノックをして中に入ると先生が座って待っていた。
「失礼します」
と、先生に会釈してから真っ先に見たのは目の前のテーブルに置いてある紙。1枚は血液検査の結果が書いてある細長い紙、もう1枚はA4サイズの紙。
（あった!）
陽性判定が出るともらえる紙。不妊治療、クリニックを卒業した方々のブログでこの紙の記事を何度か見た事があり、私もいつの日かもらえたらいいな〜と憧れていた。たかがA4サイズの紙きれだけど、それをもらいたいがために必死になって頑張ってきたこれまでがあり、それを思うとたかが紙きれなんかではない。高齢妊活をしていて、よく例えられる妊娠は宝くじに当たるようなもの、まさしく目の前にあるのは当たりくじ。買わなきゃ当たらない宝くじ、治療しないと当たらない宝くじ。
「おめでとうございます!すごいですね!」
と、先生に笑顔で言われる。
先生の言う「すごい」は超高齢の私に陽性反応が出たからみたい。
「数値もいいですよ。もしかして双子かな?」
先生の言葉にえっ！と驚いて細長い紙を見たら、そこには驚きの数字が！
これまでの検査薬の濃さからみて着床はしっかりしていると確信はしていたけど、まさかこんなに高い数値だとは思わなかった。でも不安が一つ減るだけで喜んでもいられない。来週また通院して胎嚢確認そして心拍確認とまだまだ超高齢の私には不安が尽きない。次回無事に見えたらそこで卒業となる。
妊娠症状は、足の付け根がピリピリする位で下腹部痛や気持ち悪いなどは一切ない。次にクリニックに行くまでがまた長く感じる。
どうか、一つ一つ無事に乗り越えていけますように‥
ET11 判定日前日
高温期14日目
判定日前日。着床してくれている事は検査薬で確認出来ているけど、hcgはどの位か、子宮外妊娠じゃないかとか不安は尽きない。長かったような短かったような今周期、いよいよクリニックに行きこの不安が解消されてハッキリするんだと思うと前日からドキドキしてきた。
症状は時々生理痛みたいな痛みと足の付け根痛がある以外は他は特に症状なし。本当に妊娠してるんだろうかと思うくらい。
検査薬が出ます。
上から高温期9日目、10日目、11日目、12日目、13日目、14日目。
ET10いつ話そうか
高温期13日目
朝、排卵検査薬で検査したらすぐに濃いラインが出た。排卵日以外でこんな強陽性になった検査薬をこれまで見たことがない。海外製の排卵検査薬でフライングするきっかけは排卵日前に分泌されるLHホルモンと着床しないと分泌されないHCGホルモンが似ているため交差反応で妊娠で陽性に反応するらしいと知ったから。でも、あくまでも「らしい」のであって確実ではなく私もそのあやふやさをいい事にこれまで排卵検査薬で傷付かないフライングをしていた（排卵検査薬だって反応なく終わるとそりゃ少しは落胆するけど）。今回着床がはっきりした時点でくっきり陽性になったため、本当にHCGにも反応する事が分かった。その反応は妊娠検査薬よりも早く反応しラインも濃くなった。
排卵検査薬の画像出ます!
上から高温期8日目、9日目、10日目、11日目、13日目。
ドゥーテストではすぐにラインがでて判定線と同じ濃さになった。症状は時々お腹や足の付け根がチクチクしたり違和感あるけど、気持ち悪いなど一切なく体調がいいから本当に妊娠してる感じがしない。水おり多い。
妊娠検査薬の画像出ます。
上から高温期9日目、10日目、11日目、12日目、13日目。かなり濃くなってきた。
次にドゥーテスト。
上がET9高温期12日目、下がET10高温期13日目。高温期12日目は半分の濃さだったのに13日目では終了線と同じ濃さになる。1日違うだけでこんなに変わるんだから妊活は本当に一喜一憂の連続なんだと思う。
判定日が近くなってきた。もしも検査薬でフライングしていなかったらドキドキが止まらない時期。でも今は着床してくれている事を知っているからか落ち着いている。この事、夫にはまだ話していない。それどころか移植後からは一切移植や治療関連の話はしていない。毎回そうだけど、なぜだか移植後はお互い何事もなく過ごし判定日もさらりと「だめだった〜」で終わる。結果を引きずりたくない私と引きずらせたくない夫の優しさからか、いつの間にかさりげなく終焉を迎え、新たな周期を待つようになった。なので今回も夫とは移植後の話、例えば体調の話やフライングの話は一切していない。今回、一人でコソコソとやっていた検査結果は内緒にして判定日に話してびっくりさせようと考えていた（前にフライングをしようとトイレに入りドアを少し開けたまま検査薬を見ていた時、忘れ物を取りに急に夫が戻ってきた事がありすごく焦った事がある）。けれど、段々と濃くなる検査薬を見るうちに話したくてたまらなくなってきた。検査薬を見た時の夫の反応を見たくなってきた。何も言わないけど夫だって気にしてるはず。
初めてのくっきり陽性反応は二人で静かに喜んだ。嬉しさは何百倍だけど、まだまだ先は長くて超えなければならない壁は多いから。
ET9日本製検査薬の結果
高温期12日目
毎回この時期の排卵検査薬は少し色がついていた判定線がすでに薄くなり、妊娠検査薬では相変わらず真っ白という状況で検査薬を使う意味は既になく、ただリセットを待つのみで妊娠なんて諦めている頃。
でも、今回は排卵検査薬は強陽性となり妊娠検査薬は前日に比べてさらに少し濃くなってきた。ラスト1.2回と決めて臨んだ今回の移植。−196度の冷たい液体窒素の中で凍結されて静かに移植される日を待ち続けた。そして液体窒素から出された後も融解によるダメージを受ける事なく無事に生存してお腹の中に戻ってきて、8分割から更に分割を繰り返して胚盤胞となり着床してくれた胚の証が手元にある。46歳で採卵、分割した胚がこうして頑張っていてくれる、そう考えただけで少しだけ涙が出た。
症状はまだ続いている。下腹部がチクチクしたり重くなったり、水おり出たり。新たな症状も出てきた。午後仕事中に2回ほどめまいがした事と手足が熱くなる。
これまでフライングに使ってきた排卵検査薬が残り2本となってしまった。結果を知るのが怖くてずっと排卵検査薬を使ってきたけど残りの2本はどこかで使ってしまう事にして、これからは妊娠検査薬のみで継続しているかどうかの確認しようと思います。
妊娠検査薬の画像が出ます！
上から高温期9日目、10日目、11日目、12日目。肉眼でどこでどの角度から見てもピンクのラインが出ているのが分かるようになったけどまだ信じられない。海外製検査薬は不良品があるという話があり、こうして反応していても薄いしなんとなく嘘か不良品なんじゃないかという気持ちが今もある。高齢がこんな簡単に妊娠出来る訳ない！なんて。毎回妊娠する事を目指して検査薬の判定箇所に色がつくのを憧れてきたのに、それが現実になるなんて矛盾しているけど想定外。いや、ここまでくるのに簡単ではなかった、採卵、移植を繰り返して時間もお金も大分使ったけど、そこは高齢。高齢は卵子の老化により妊娠しづらいという説のまま、私も夢破れこのまま終了するんだろう‥という冷静な思考が、夢見る自分の片隅に同居していて、今回も例外なく諦めもある中での移植だった。それが判定箇所にもやもやと何か出始めて色がハッキリ見えた今、夢が現実になって嬉しいはずなのに、まさかという気持ちがどこかにある。
もう、日本製の検査薬も試してみよう。仕事帰りにドゥーテストを購入する。マスクをしているので高齢だとバレないとは思うけど（笑）、レシに出す時は少しうつ向き加減になってしまった。いよいよ日本製の検査薬を使う。すぐに反応して終了線より半分位のラインが出た。海外製検査薬を見つめては嘘だ不良品だとウダウダ考えていたけど、こうして日本製検査薬での反応を見ると、高齢で妊娠出来る訳ないなんて自虐はどこかに消えうせ、本当に妊娠する事が出来たんだと実感し素直に嬉しい気持ちが増してきた。
ET8幻ではないと思う
高温期11日目（検査薬で反応する時期）
前回の排卵検査薬が気になり仕方ないけど、排卵検査薬だから例え陽性であっても確実ではなく、期待の妊娠検査薬は何か見える気がするけど、あまりにも見すぎたせいか、眼精疲労か老眼（笑）か、目がチカチカしてくるし、終了線が2重に見えるし、判定部分は見えるような見えないようなモヤモヤした感じ。夫を送り出した後は色々な角度や場所で検査薬を見てしまう。
朝、排卵検査薬と妊娠検査薬でフライング（もうフライングではないか）したら排卵検査薬は排卵日と同じ位の濃いピンクの強陽性となった。この時期にこんなラインが出るのは初めて。
気になる症状はというと‥
しばらく出なかった水おりが出る。午後から仕事に行き、仕事中に小走りしたり動いたからか分からないけど軽い生理痛のような痛みが下腹部にくる。しばらくじっとしていたらおさまった。足の付け根は軽く圧迫されている感じ。うっすら気持ち悪い。手足が火照る。
こうして書いて見ると、よくある妊娠初期症状と当てはまる。検査薬の結果と、この妊娠初期症状のような症状、これはもしかして来てくれた?なんかまだ信じられない。
排卵検査薬から。
画像出ます。
上から高温期8日目、9日目、10日目
11日目でかなり濃くなる。
妊娠検査薬。
画像出ます。
上から高温期9日目、10日目、11日目
1本1本見ると何も見えないけど3本並べて見ると判定箇所にすっごく薄い何かが見える。それも気のせいや幻ではないような気がするけど写真では分からないかな。海外製の検査薬ではモヤモヤするため、次はいよいよ日本製の妊娠検査薬で検査してみようと決意。
ET7いつもと違う事
高温期10日目（着床時期終盤）
前回イラストにしましたが、フライングをした時は私と同じ時期のフライング画像をスマホで検索して、反応があるか、どの位の濃さかなど自分のと比べています。同じ時期でも症状や反応は人それぞれ個人差がある事は分かっているけど、同じ濃さから陽性になった人や遅く反応した人などの画像を見て期待したいのです。色々見ていると早い人では高温期7日目から薄く反応、遅い人では高温期13日目で反応していて、つわり症状も出ている人もいる。
フライング画像は色々あるけど、中でもお気に入りでよく見るのは高温期7日目頃からずっと真っ白だった検査薬が高温期12日目から反応してそのまま陽性！となるもの。これを見ると高温期10日目で真っ白でも「まだまだ試合は終わってない！」という気持ちになる。
この遅く反応するのは排卵日を間違えているからで、治療で排卵日を確実に特定出来ている場合は当てはまらないという話もあるけど、そこは無視して都合のいい事だけ見る事にしている。
さて、上手く進んでいれば着床してくれている頃。
症状は夜中トイレに行ったあと、強い生理痛みたいな痛みが来た。唸るくらい。10分くらいで治まる。これまで出ていた水おりは出なかった。お腹が重くて度々チクチクと同時に足の付け根もチクチクする。これはよく聞く妊娠初期症状と当てはまる為、私の症状も妊娠初期症状だと期待したくなるけど、毎日妊娠初期症状などを検索しているから、そういう症状が頭にインプットされて出てもいない症状が出ていると思い込んでいるだけか。そう、これまでも移植後は色々な症状が出て期待したら裏切られ‥を繰り返してきたから今回もまだ分からない。薬の作用もないとは言えず。なんて出てきた症状に浮かれてはネガティブな考えを上塗りして陰性ショックを和らげ過度な期待はしないように、と自分に言い聞かせる。この思考回路は移植周期ではお馴染みだけど今回はちょっと違う。それは今までとは違う事が起きたから。フライング、驚く事に今回の検査薬の反応は排卵日直前位の濃さになった。いつもは薄いピンクラインが続き終了するのに。これは、どうなんだろう‥
画像出ます。
上から高温期8日目、9日目、10日目。
妊娠検査薬はまだ白いけど、何か見える気がするのは妊活あるあるかもしれない。
画像出ます。
上から高温期9日目、10日目。
次のフライングが薄くなるか濃くなるか考えただけで怖くなる。
