遅まきながら…

42歳で結婚して45歳直前から不妊治療を開始しました。そして現在47歳。5000人に1人、0.02%という低い治療成功率だけど奇跡を信じて…

D9恐怖の自己注射初体験

E2が600に上がってきて内診で左右に18㎝1つずつ卵が見えたため、今日から自己注射をすることに。自己注射が無理な場合は通院でも可能だけど、その分仕事を調整しないとならないし、通う日数と手間を考えて勇気を出して、自己注射に挑戦する事にしました。

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セトロタイド、HMG,HMGフェリング、ゲストロンなど聞いたことない名前の注射ばかり。それぞれの効果は…

(セトロタイド)

GnRHアンタゴニスト

 脳の下垂体に存在するGnRH受容体への結合を競合的に阻害することで、GnRHを抑制しLHサージを抑え排卵を抑制します。

(HMG,HMGフェリング)

 卵巣を刺激して卵胞を成熟させる注射薬。商品名ではHMGフジ、HMGフェリングなどがあり、フジは数が多くとれフェリングは質のいい卵がとれる。卵胞を育てて排卵させるには、脳下垂体からでるFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)の二つのホルモンが特に重要になってきます。

 (ゲストロン)

女性ホルモンの一つで、黄体ホルモンとも呼ばれ、月経周期における排卵後の高温期を維持するために、卵巣から分泌されます。働きとしては、子宮内膜の状態を整え、受精卵が着床しやすい環境を作り出してくれます。そのため、妊娠を目指して妊活中の人には、このプロゲステロンの分泌が必要になり、うまく作用していないときにはプロゲステロン注射を検討することになります。プロゲステロンには子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすい状態に整え、妊娠を維持させる働きがあります。

 

 単位や時間などが書いてある紙をもらい、その指示通りに注射するのですが、細かくて間違えないように印をつけながらやりました。

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これらの注射はペンタイプではなくアンプルタイプで、薬剤を混ぜたり注射器で吸い上げたり準備が手間です。私一人が注射したりクリニックに通ったりと大変な思いをしているため、少しでも治療を共有しようと、自己注射の準備は全て夫にやってもらいました‼

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この自己注射のスケジュールは採卵予定日前日まで続くのですが、夜は夫に手伝ってもらい時間も余裕があるためいいのですが、朝9時指定では、職場のトイレで打たなければならず、仕事中に抜けるのも、準備して打つのも大変でした。

実際、指定時間に間に合わず45分遅れで注射したりもして初めての体外授精なのに、きっちり予定通りにすることが出来ず、そのせいで採卵出来なかったらどうしようと不安になりました。

さて、自己注射の感想は最初の針をさす怖さを乗り越えれば、全然問題なくいけました‼最初の針をさす時、いきなりさすのは痛いので、まずは針先をお腹のお肉に当てます。すると、痛いと感じる所とあまり感じない所があり、あまり感じない所(脂肪の多い所)を見つけてそのまま針を入れていくと、痛くなかったです。あと、注射箇所を冷やすのも痛みを感じずに注射出来るようです。

一番最初にするのは、怖いし勇気がいるけど一度やってしまえば慣れてきて、手際も良くなりました‼これなら、今後も自己注射出来そうです。

今回は初めての排卵誘発で、いきなり高刺激に挑戦している高齢の私。クロミッドを飲みながら排卵前日には点鼻薬、座薬もしないとならない。これがどういう結果になるかD13に初めての採卵となります。