遅まきながら…

42歳で結婚して45歳直前から不妊治療を開始しました。そして現在47歳。5000人に1人、0.02%という低い治療成功率だけど奇跡を信じて…

12週2日(4ヶ月)2回目の妊娠検診

2回目の妊婦検診。受付、採血から検尿、身長体重をはかり待合室で呼ばれるまで待つ‥この一通りの流れは前回で経験済みのため、今回は迷う事もなくすんなりと流れに乗り完了した。

前回から体調の変化もなく、出血や腹痛もなかった。初期の頃は妊娠検査薬が陽性になる事でお腹の中の子の存在を確認出来たし、その後はつわりによってお腹の中の子の成長を確認出来たけど、今は検査薬も意味がないし、つわりや他の症状もほぼなく赤ちゃんの確認は2週間に一度のこの検診のみ。ちゃんと無事でいてくれる事はもちろんだけど、この時期相応の大きさになっていてくれているのかどうか心配になる。

不妊治療を卒業しても相変わらず数字、数値を気にして不安と安堵を繰り返している。

今回は経膣エコーと腹部エコーの2種類で、赤ちゃんの大きさはは約5cmになっていた。心拍もしっかりしていた。


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大きな総合病院なので研修医含めて産科の先生は沢山いて、初診に診て頂いたハイリスク専門のベテラン女医さんは診察のみで、エコーは毎回違う先生が診てくれる。今回は少し若い男の先生で、赤ちゃんの大きさを測った後、更に何かを測りだす。

(なにを測っているんだろう?)

と、モニターを覗きみたら首の後ろを測っていた。胎児浮腫(NT)。その意味は以前から検索して知っていたので、もうそんな時期になったのか‥という驚きと何ミリか知りたいけど知りたくないという微妙な心境、本当に近い将来に決断しないとならない現実、色々な思いがこみ上げてきた。

(胎児浮腫とは)

Nuchal translucencyの略で胎児の首の後ろに見られる膨らみの事で妊娠10週から13週の間で測定されます。この浮腫が厚いと胎児に染色体の異常(たとえばダウン症候群)や心臓の病気が見つかることもあるといわれています。3ミリ、又は3.5ミリがボーダーラインとされているがそれ以上でも先天性異常がなかったり以下でも先天性異常があったりするため、確定判断ではありません。

 

私の赤ちゃんはどの位なんだろう?ドキドキしながらモニターに映る赤ちゃんの首の後ろに線が引かれて出てきた数字を見たら2.4ミリ。先生からは特に説明もなく「順調ですね」とだけしか言われなかった。この時期の2.4ミリってどうなんですか?大丈夫ですか?と聞いてみたかったけれど不妊治療時代から先生にあれこれ聞くのが苦手な私。2.4ミリ‥2.4ミリ‥と心の中で思いながら

「ありがとうございました」

と、何も考えていない風を装い身支度を整えて急いで待合室へ戻り2.4ミリを調べてみる。いくつか見たらボーダーラインは3ミリあるかどうかだけど必ずではないらしい。これからどうする?考えたくなかったし、夫ともその話はしてこなかったけど、逃げても避けても現実はやってくるし、向き合って結論を出さなくてはならない。次の検診までには話し合って決めよう。

検索したりそんな事を考えていたため、今回はもらったエコー写真を待合室で見るのが遅くなってしまった。前回は真っ先に写真を見てニンマリしていたのに‥。ごめんね。カバンの中からこっそり成長を見る。前回よりも大きくなり形も人間っぽくなってきていた。頑張って成長してる。


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10週2日(3ヶ月)初めての妊婦検診

妊娠してから心拍確認前までは通常の診察だったけど、今回からは母子手帳にある受診票を使用した妊婦検診となり、受診回数や週数ごとに受ける検査項目を記載した表を目安に医師と相談しながらの検診になる。

受診票に氏名や住所などの必要事項を事前に記入して母子手帳の番号シールを貼り病院に提出すると費用は公費負担となるとの事。予約は前回と同じハイリスク妊婦検診がある午前中で受付に診察票と母子手帳と引き換えにバーコードシールを貼った紙コップをもらう。妊婦検診では血液検査、尿検査がある。トイレに行き尿採取、検査室に行き血液採取してから産科の待合室に移動。やはり総合病院の午前中はトイレも検査室も混んでいて、特に血液採取までは40分位待った(._.)。

採取が終わり産科へ移動して前回と同じく体重と血圧を測りやっと落ち着いて座る事が出来た。それから内診に呼ばれるまでがまた待つ事になり、私はつわりが軽いので普通に待っていられるけれど、つわりが重かったり体調が悪い人は大変だろうと同情する。

やっと私の順番となり、今回は初めてお腹からのエコーでちょっと嬉しくなる(テレビなどでよく見るこのエコーに憧れてたから)。

これまでは丸い形だったり楕円だったりしていたけど、今回は丸が2つになり頭と体が区別された雪ダルマのような形になっていた。


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体調の変化も特になく先生からも順調にきていますね!と言われ安心する。ただ、ハイリスクである事には変わらず、先生の診察の後は別室に移動して助産師さんから妊娠ハイリスクスコアなるものを渡される。該当する箇所をチェックしてチェックした点数の合計によってどの位ハイリスクなのかを確認するテスト。妊娠初期と後期の2種類があり、出たスコアにより母子共に安全な出産が出来るように産院選びから妊娠中の生活指導、管理などのサポートを受けます。


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このテストをやる前から自分がハイリスクな事は分かっているので、高い数値でも驚く事なくサラリと終了。それよりも写真!写真!内診の時にもらったエコー写真をカバンの中からこっそり見る。まだまだ人間には見えないけど、こんな形をしたいきものがお腹の中で生きていると思うと、すごく可愛く思えてきて何度も見てしまった。

普通の妊婦さんの検診は4週間に1度だけど、高齢妊婦の私は2週間に1度となり、次回は12週2日。

今回は妊婦検診初回のため、検査項目も多くて費用もかかり、チケット使って更に1万円とられる。意外と高くてちょっとビックリ。

 

7週5日 予約した総合病院へ

食べづわりがつらいのは一時だけで、よくある急にウッとなる吐き気や寝込む程の体調悪化もなく、腹痛も出血もない。

ほとんど妊娠前と変わらなくて有り難いけど逆に不安にもなる。

お腹の中は順調なのかな?と‥

私がこれから行く病院はハイリスク妊婦を受け入れてくれる総合周産期母子医療センターの指定を受けた総合病院。このまま順調にいけば出産までお世話になる予定。この病院では週に2回、午前中はハイリスク妊婦外来のための診察日になっていて、ハイリスク妊婦の中でも超が付く私は、この外来の午前中に予約を入れている(と、いうか年齢を言ったら自動的にこの時間の予約になった(笑))

家からは電車乗り換えなしの1本で20分位。

今回は初めての病院で久々の診察という事もあり、余裕をもって早目に出ようと準備して病院に向かったら、予約した時間より40分も早く着いてしまった。

病院の中を少しウロウロしたりして予約時間10分前に産婦人科外来へ行き問診表に記入する。

「身長と体重、血圧を測ってお待ち下さい」

と言われ待合室を見渡すと、待合室の椅子と椅子の間の間仕切りに身長と血圧測定器が置いてあった。今は誰も測定していない。

 


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測定を終えてプリントアウトした数値の紙をクリアファイルに挟み、座れそうな場所があるか周りを見渡す。4人掛けの長椅子8つ並ぶ待合室は程々に混んでいて、1人で静かに待つ人、小さいお子さんのお世話をしながら待つ人、ご夫婦で話しながら待つ人と色々で、お腹の大きさも大きい人や小さい人と様々。ハイリスク妊婦であっても皆高齢とは限らず20代前半位の人も居た。一般的に若い妊婦さんは適齢期に結婚して自然と妊娠して順調にスクスク育ち、何の心配もなく幸せな妊娠生活を送るようなイメージがあるけど、決してそんな事はない。妊娠出産リスクの割合は年齢に比例するけど、若くても妊娠するまでに苦労したり妊娠してからも切迫流産になったりと、年齢に関係なくリスクは生じる。子宮の中は個人差が大きい。これは不妊治療のクリニックに通ってから学んだ事で、不妊治療のクリニックにも若い人が沢山来ていた。ここにも私より若い(親子位違うかも)妊婦さんが沢山いて、出産までのハイリスクの不安や心配を年齢差なんか関係なくこの週2午前中の妊婦外来で共有している‥。

そんな事をぼんやりと考えていたら、私の番号が呼ばれた。診察室のドアをノックして中に入ると、女性の先生が座っていた。周産期医療センターのセンター長で、ハイリスク妊婦外来担当の先生。これまでの事はクリニックに書いてもらった紹介状があるため、特に詳しく聞かれる事もなかったし、私の年齢についても何か言われるかと思ったけど、特になかった(ホッとする)。

内診室に移動して診てもらうと胎芽は1.16cmまで大きくなっていて、心拍も今回は私の目でも分かる位ハッキリ写し出された(ホッとする)。

病院滞在時間は1時間半位。

次回から初めての妊婦検診となります。

 

ご無沙汰しています

なかなか更新が出来ずすみません!

2018年中には出来る限りリアルタイムに近付けたいと思っていたのですが、更新する暇がなく、とうとう2019年になってしまいました。

こんな更新ペースが遅いブログでも、みていて下さる方がいる事、本当に嬉しいです。

 

また今年もイラストを書きながらゆっくりペースになってしまうかもしれないけれど、妊娠からその後までをブログを書いていきたいと考えています。

リアルタイムに近付けるよう頑張ります。

 

よろしくお願い致します。

7週0日 食べづわりが始まる

いよいよ本格的なつわりが始まった。7週に入るまではムカムカするけど何かに集中していたら忘れてしまう程軽いもので、もしかしたら気のせいかもしれないレベル。

思い込みからくる体調の悪さは妊活時代から経験済みで、これまでの体調不良もどちらかというと思い込みからくるものに近かったように思う。

なんか気持ち悪い→これはつわりだわ(あの憧れの!)→家事はつらいから休まないと!→つわりを口実に堂々とサボる。という流れで具合が悪い私を心配する夫に甘え、そんな状況を楽しむ余裕があった。

 


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けれど今回は嘔吐の気持ち悪い苦しさではく、なんとなく気持ち悪いでもなく、しょっちゅうお腹が空いて何かしら食べないとムカムカするという食べづわりがひどくなり体調が悪い(気がする)自分を楽しむ余裕すらなくなってしまった。何か口に入れていれば落ち着くけれど、何でも受け付けるわけではなく中でも好みがあり毎日ずっと寒天ゼリーとか鰻ボーン、酸っぱいグミばかりを食べていた。ご飯も食べたり食べなかったりとムラがあり、お腹に悪いと思いつつ今は食欲の赴くまま自分の食べたい物を優先している。

まだ寝込む程ではないので軽い方なんだろうな‥。

産院に電話をする

どこで産むか決める時に考える事は自宅からの距離や部屋の設備や病院のサービス、食事など、人それぞれこだわりがあると思います。

最近はマタニティヨガやマッサージがついていたり豪華設備やホテルのような部屋がある病院もあり早く分娩予約をしないとすぐに埋まってしまう位人気らしい。

私も綺麗な個室で食事も美味しくアメニティも充実した産院で‥‥なんて一度も考えた事はなく、最初から分娩予約するなら周産期医療、NICUがある総合病院ですると決めていた。


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ハイリスクでないなら豪華な産院で出産なんていいな〜と思うけど、超高齢妊婦でハイリスクなため、綺麗な部屋や美味しい食事より母子共に安全に出産する事が今の私には1番大事。安心安全であるならば豪華設備なんてどうでもいい。そのため、不妊治療クリニックでも迷う事なくその場で決めて紹介状を書いてもらった。私の住む地域には周産期医療とNICUがある総合病院は数カ所あり出血後に診察してもらった病院もその数カ所あるうちの一つ。だけど前回診察で相性がよくなさそうだったのでここはやめておいて、私が決めたのは乗り換え無しで電車1本で行ける女医さんがいる病院。

早速病院に電話をする。もし断られたらという勝手な思い込みから生年月日を言う時は少し緊張したけど、もちろん断られる事はなく無事に予約をとる事が出来て安心した。

年齢で断られるんじゃないかと怯える心理状況は、まだ不妊治療をしていた頃のまま抜けきれていない。

初診の前に母子手帳をもらいに区役所に行かないとならない。

体調はいいとは言えないけど寝込む程悪くはなく気持ち悪さも波がある。まだまだ穏やかな気持ちで日々を送る事は難しいけれど、出血や腹痛も無くなり心拍確認出来た事で一つ大きな壁を乗り越え今、少しだけ小休止が出来ている。


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メッセージ

先日メッセージが届きました。

ブログが励みになると書いてあり

とても嬉しく思いました。

文章も拙く更新も遅いこのブログを

見守って頂き励みにしてもらえるなんて、

こちらこそブログを書く上で励みになります。

非公開希望のメッセージなので、この場でお礼を伝えさせて頂きました。

頑張って下さい!